開催趣旨
「佐渡ヶ島」は、独自の文化と美しい自然環境を兼ね備えた国内最大の豊かな島です。古来より順徳上皇、日蓮をはじめ能楽の祖・世阿弥等文化人が多く流され、また江戸期から昭和期にかけては世界有数の金銀山が我が国経済を支えるなど、日本の歴史に大きく関ってきました。佐渡にはこれらの歴史の中で育まれた「佐渡おけさ」「鬼太鼓」「能楽」等の色々な郷土芸能をはじめとする独自の文化が色濃く残っています。また版画家の故高橋信一氏の指導により島内全域に版画文化が根付いた「版画の島」でもあります。
このように豊かな自然・歴史・文化を兼ね備えた当地は、文化的創造に適した島と言えます。
当実行委員会では、全国の高校生の豊かな想像力と創作意欲の向上と、高校生同士あるいは地域住民との交流をとおして思いで深い経験をしてもらうため平成12年度より当地で「全国高等学校版画選手権大会」(はんが甲子園)を開催し始めました。
当初本戦大会での多くの作品は佐渡の芸能や景勝地を題材にしたものでしたが、回を重ねる度に自然や芸能に触れ、人との交流の中で感じた「佐渡」のイメージを深く掘下げ、感受性豊かに大胆に表現するように変化してきました。
この高校生らしいストレートな作品は審査員をはじめ作品に触れた多くの方々に高い評価をいただき、全国各地で開催した作品巡回展でも多くの来場者を集め、また応募数についても、年々増加傾向にあり名実共に全国的な大会に発展してきました。
「版画」は芸術文化に留まらず日本人の生活の中に深く溶け込んでいます。またその中でも木版画は、浮世絵を代表に歴史的に日本が育み昇華させてきた分野です。
当実行委員会では、この点に鑑み、本戦大会において技法を木版としています。また、3名共同制作とすることで成長過程にある選手の協調性や連帯感を養えるようにしています。
内容
- 全国の各高校の美術部やサークルから作品を募集
- 作品審査を行い個人部門優秀賞8点と団体部門本戦進出校14校を選抜
- 団体部門選抜校の各校選手(生徒3名)と監督(教諭1名)は本戦大会に出場
- 団体部門本戦大会では佐渡の自然や伝統芸能を取材し、作品1作品を選手3名で共同制作し審査会を経て受賞各校を決定
期間
6月1日~翌年3月31日
負担金
本戦出場校は1校あたり12万円を負担
(但し佐渡島内枠の学校は1校10万円)
大会スケジュール
9月中旬 募集開始
1月10日 初戦応募締切
1月16日 初戦結果発表(個人部門優秀賞及び団体部門選抜校)
3月17日 本戦大会(5日間)
~21日 会場 佐渡市相川体育館(予定)
表彰
個人部門優秀賞(10点)
- 新潟日報社賞
- NHK新潟放送局賞
- BSN新潟放送賞
- NST賞
- TeNYテレビ新潟賞
- UX新潟テレビ21賞
- サドテレビ賞 2点
- ベストライフ賞 2点
団体部門
- 文部科学大臣賞 1校
- 中小企業庁長官 1校
- 新潟県知事賞 1校
- 佐渡市長賞 1校
- 佐渡版画村賞 1校
- 審査員奨励賞 9校
賞状と盾を贈る
主催
全国高等学校版画選手権大会実行委員会
共催
(社)佐渡版画村
後援
文部科学省・中小企業庁・新潟県・新潟県教育委員会・(一社)全国高等学校文化連盟・(一社)日本版画協会・佐渡市・佐渡市教育委員会・(一社)新潟県観光協会・(一社)佐渡観光協会・全国商工会連合会・新潟県商工会連合会・佐渡連合商工会・佐渡商工会青年部協議会・佐渡商工会女性部協議会・新潟日報社・朝日新聞新潟総局・読売新聞新潟支局・毎日新聞新潟支局・産経新聞新潟支局・日本経済新聞社新潟支局・NHK 新潟放送局・BSN 新潟放送・NST・TeNY テレビ新潟・UX 新潟テレビ 21・㈱佐渡テレビジョン
特別協賛
(財)新潟県文化振興財団助成事業