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個人部門入賞作品」

に審査委員長からのコメントを追加しました。

カテゴリー「第9回大会 」の一覧

第9回全国高等学校版画選手権大会

初戦結果 2009年


本戦出場校


学校名 都道府県 出場回数
北海道札幌新川高等学校 北海道
青森県立弘前実業高等学校 青森県
新潟県立相川高等学校 新潟県
神奈川県立上溝南高等学校 神奈川県
千葉黎明高等学校 千葉県
静岡県立伊東高等学校 城ヶ崎分校 静岡県
静岡県立浜松江之島高等学校 静岡県
大阪信愛女学院高等学校 大阪府
大阪市立第二工芸高等学校 大阪府
広島市立安佐北高等学校 広島県
島根県立大社高等学校 島根県
島根県立出雲商業高等学校 島根県
高知学芸高等学校 高知県
佐賀県立鳥栖高等学校 佐賀県

個人賞

賞名 学校名 氏名 学年
新潟日報社賞 広島県立福山葦陽高等学校 山本 真也 1年
NHK新潟放送局賞 大阪信愛女学院高等学校 中村 芽依 2年
BSN新潟放送賞 茨城県立下館第二高等学校 小島 千枝里 1年
NST新潟総合テレビ賞 高知学芸高等学校 澤村 弥月 2年
Tenyテレビ新潟賞 岩手県立盛岡第一高等学校 千葉 成美 2年
UX新潟テレビ21賞 兵庫県立香寺高等学校 奥野 都 2年
審査員特別賞 福井県立藤島高等学校 小林 知広 2年
審査員特別賞 島根県立安来高等学校 井上 沙耶 2年
審査員特別賞 岩手県立盛岡第一高等学校 八重樫 直子 2年

第9回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2009年

審査総評

第9回全国高等学校版画選手権大会も無事終了し、熱気に溢れる本戦も3月23日を持って終りました。3日間の夜を徹する制作のエネルギーは、参加者全員に伝る物でした。
予選では、全国18道府県32校、378点の応募があり、その中から選ばれた14校はさすがにチームワークと、制作工程に優れたチームだと思いました。

今回のテーマは「佐渡の風景と歴史」、前回の「美しい佐渡と人間」より具体的なもので、表現しやすいテーマです。前回の「現場での生身で触れた感動をそのまま作品化する。」との目的においては制作がしやすかったのではないかと思います。
今回の14校の作品を見た時に、まず最初に感じた事は、どこか8回までの作品を参考にしたり、又は、佐渡の観光案内に影響された作品が多く見られた事です。

もっと佐渡の自然に触れ、佐渡の文化や歴史を感じ制作された物があっても良いのではないかと思いました。そんな中、今回の文部科学大臣賞、島根県立出雲商業高等学校「時の贈りもの」は、独自性を持ったすばらしい作品だと思いました。現代社会の情報は、とかくバァーチャル化され、デザイン化されております。もっと自然を観てすなおに感動し表現できたらと願っております。

人間の表現は、それぞれの心の中に生まれた感動を、あらゆる技術を使って手で作ると言う行為ではないでしょうか。日本の言葉は、発音だけではなかなか難しい物があり又、多くの意味を持っております。例えば、「そうぞう」と言う言葉です。漢字で書きますと「想像」、「創造」です。「想像」を英語にするとイメージです。「創造」は、クリェーティブです。イメージで物を表現しょうと思えば、バァーチャル化やデザイン化しざるをえません。クリエーティブとは、問題点や難問を解決しながら、前向きに物を造って行く事なのです。

まさに「はんが甲子園」がそんな場なのです。地球の自然の美しさに感動し人々が表現して行ければこんな幸福な事はありません。

文部科学大臣賞

「時の贈りもの」
島根県立出雲商業高等学校
09-01s
【審査員評】
今回の作品の中で群を抜いて構成力のある作品でした。
全体に白黒で制作されておりますが、薄墨と黒と何版かの版を使いそのバランスがとても良くできております。
空、金山、海の表現が、それぞれ、魚眼レンズで見たような表現で、まるで佐渡の海から魚が「はんが甲子園」を見に来ているように思いました。この作品には、木版画の独特のマチェールが大きな画面一杯に広がっております。つい色々な絵具がありますと使いたくなってしまい、画面全体のバランスを崩してしまいますが、そのような事もなく、予選、選考作品の良さが生かされたとても優れた作品です。

中小企業庁長官賞

「トキの鐘 佐渡に響け」
広島市立安佐北高等学校
09-02s
【審査員評】
佐渡の代表的な風物を巧みに組み合わせ、大胆で躍動的な構図に圧倒されます。
希望に満ちた鐘の音が響いてくる様です。下絵を作る段階でかなりの試行錯誤があったのではないでしょか。構成力がすばらしいと思います。技術的にも暖色から寒色へのグラデーションが美しく、ダイナミックな構図をいっそう盛り上げています。計画的に制作された秀作だと思います。

新潟県知事賞

「春よ止まれ。光、宿根木に満つ。」
青森県立弘前実業高等学校
09-03s
【審査員評】
佐渡の南部、小木の宿根木の春の情景が表現された作品である。
厳しかった冬からやっと春が訪れ、人々が農業や漁業の作業に活動を始める頃になった。集落の建物をデフォルメしてモノトーンで色彩を抑え、それとは反対にシャボン玉や橋にはあでやかな色彩が配置されている。
春を惜しみ、千石船の里として狂時のにぎわいへの思いが伝わってくる気がする。
画面に残された白の余白がそれらの効果を引き立たせていて、素晴らしい作品である。

佐渡市長賞

「今に生きる宿根木」
静岡県立浜松江之島高等学校
09-04s
【審査員評】
取材で佐渡を回った時に、とても印象的な家並だったのではないでしょうか。
屋根の杉板の上に置かれた丸石はまるで現代美術のオブジェを思わせるようです。感動がストレートに伝わってきます。丸石の置かれた屋根と縦縞の簾との対比がおもしろく、構成上うまく響きあっています。色彩は派手ではありませんが、シンプルで明解なところがかえって良く、他校にはない作品に仕上がっています。

佐渡版画村賞

「今のむかし」
神奈川県立上溝南高等学校
09-05s
【審査員評】
右下のマンホールのフタと思われる所に描かれたタライ舟の図を見なければどこかわからない位、一見どこにでもある景色である。
しかし左側の塀の曲線に対し、右塀の直線、真中の道路は平行線、それを打ち破るかのように円の中のタライ舟、更には色彩をおさえ路地を歩く猫、なにもかも計算されつくされた作品である。
やわらかな光につつまれ吹く風、人の会話や鳥のさえずりまでが画面の外からみえてきそうな作品になっている。

審査員奨励賞

「先人からの贈り物」
北海道札幌新川高等学校
09-06s
「初夏のかおり」
新潟県立相川高等学校
09-07s
「佐渡オールスターズ」
千葉黎明高等学校
09-08s
「歴史の鎚音」
静岡県立伊東高等学校 城ヶ崎分校
09-09s
「佐渡に咲く朱鷺の舞い道遊の華」
大阪信愛女学院高等学校
09-10s
「城門突破のトキ、日蓮佐渡に渡る」
大阪市立第二工芸高等学校
09-11s
「未来につなぐ佐渡の道」
島根県立大社高等学校
09-12s
高知学芸高等学校
「先人たちの遺産」
09-13s
「佐渡詰め合わせ」
佐賀県立鳥栖高等学校
09-14s