第22回全国高等学校版画選手権大会
個人部門入賞作品 2022年
新潟日報社賞 |
NHK新潟放送局賞 |
BSN新潟放送賞 |
NST新潟総合テレビ賞 |
―破戒― |
TeNYテレビ新潟賞 |
UX新潟テレビ21賞 |
サドテレビ賞 |
ベストライフ賞 |
第22回全国高等学校版画選手権大会
本戦選抜校の作品 2022年
カッコ内は選抜回数
札幌市立平岸高等学校(8) | ||
1年 工藤 日菜子 | 1年 吉田かれんナタリア | 1年 三浦 海渡 |
岩手県立杜陵高等学校(3) | ||
3年 唐澤 歩未 | 3年 伊藤 桜 | 3年 伊藤 舞 |
埼玉県立熊谷西高等学校(9) | ||
2年 河合 希歩 | 2年 須長 皓 | 1年 丸田 結愛 |
千葉黎明高等学校(7) | ||
2年 行田 夏 | 2年 関戸 留 | 2年 田口 楓 |
静岡県立伊東高等学校城ケ崎分校(16) | ||
2年 鈴木 愛依 | 2年 石川 日美子 | 2年 島崎 真花 |
岐阜県立池田高等学校(初) | ||
3年 荒河 七海 | 3年 西尾 あさひ | 3年 丹野 監華 |
福井県立高志高等学校(3) | ||
1年 中島 花菜 | 1年 西澤 海都 | 1年 森下 優子 |
福井県立武生高等学校(2) | ||
2年 梅原 優理 | 2年 川瀨 統也 | 2年 湯口 ひかる |
京都精華学園高等学校(2) | ||
2年 内田 晶子 | 2年 園木 美颯 | 2年 中嶋 華来 |
大阪信愛学院高等学校(14) | ||
2年 柳 沙耶 | 2年 橋口 和香 | 2年 今井 日菜 |
大阪府立港南造形高等学校(6) | ||
3年 青山 礼 | 3年 奥田 藍 | 3年 岩井 花羽 |
広島市立沼田高等学校(8) | ||
2年 児玉 帆乃香 | 1年 山澤 緑咲 | 1年 岡村 麗夢 |
新潟県立佐渡高等学校(9) | ||
2年 大地 翔太 | 2年 金子 綾花 | 1年 長尾 結 |
新潟県立佐渡中等教育学校(10) | ||
4年 小林 祐太 | 4年 祝 廉太郎 | 4年 菊池 啓太 |
第22回全国高等学校版画選手権大会
予選結果/個人賞発表 2022年
第22回全国高等学校版画選手権大会(はんが甲子園)本戦へ札幌市立平岸高校ほか13校を選抜しました。
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、さらなる変異株による感染拡大が危惧される事態となったことから、1月19日(水)午前9時半から、佐渡・東京の2会場をオンラインで結び、実施しました。
審査結果は、下記の通りとなります。
なお、本戦大会は、選抜校14校を佐渡会場に参集させることなく、令和4年2月14日(月)から3月18日(月)を会期とするリモート大会として実施する予定です。
詳細日程等については、後日改めてお知らせします。
記
<審査会内容>
(1)日 時 令和4年1月19日(水)9;30~11:00
(2)審査会場 相川観光交流センター(佐州おーやり館:佐渡市相川羽田町15)
(3)審査員 審査員長(一社)日本版画協会理事長
小林敬生(多摩美術大学名誉教授)
審査員 (一社)佐渡版画村理事長 中川順子
(4)審査結果
団体部門:本戦出場校
学校名 | 都道府県 | 出場回数 |
札幌市立平岸高等学校 | 北海道 | 8 |
岩手県立杜陵高等学校 | 岩手県 | 3 |
埼玉県立熊谷西高等学校 (河合・須長・丸田組) | 埼玉県 | 9 |
千葉黎明高等学校(行田・関戸・田口組) | 千葉県 | 7 |
静岡県立伊東高等学校城ケ崎分校 | 静岡県 | 16 |
岐阜県立池田高等学校 | 岐阜県 | 初 |
福井県立高志高等学校(中島・西澤・森下組) | 福井県 | 3 |
福井県立武生高等学校(梅原・川瀨・湯口組) | 福井県 | 2 |
京都精華学園高等学校(内田・園木・中嶋組) | 京都府 | 2 |
大阪信愛学院高等学校 | 大阪府 | 14 |
大阪府立港南造形高等学校 | 大阪府 | 6 |
広島市立沼田高等学校(児玉・山澤・岡村組) | 広島県 | 8 |
新潟県立佐渡高等学校 | 新潟県 | 9 |
新潟県立佐渡中等教育学校 | 新潟県 | 10 |
賞名 | 学校名 | 氏名 | 学年 |
新潟日報社賞 | 広島市立沼田高等学校 | 吉野日菜 | 2 |
NHK新潟放送局賞 | 静岡県立伊東高等学校城ケ崎分校 | 稲葉心遥 | 2 |
BSN新潟放送賞 | 京都精華学園高等学校 | 仲川依吹 | 2 |
NST新潟総合テレビ賞 | 大阪府立港南造形高等学校 | 椋木翔太 | 2 |
TeNYテレビ新潟賞 | 青森県立青森第二高等養護学校 | 木津谷梨音 | 2 |
UX新潟テレビ21賞 | 埼玉県立鴻巣高等学校 | 關根彩葉 | 2 |
サドテレビ賞 | 新潟県立佐渡中等教育学校 | 本間佑希 | 5 |
同 上 | 大阪府立金岡高等学校 | 羽良七海 | 1 |
ベストライフ賞 | 岩手県立杜陵高等学校 | 渡辺 想 | 3 |
同 上 | 広島市立沼田高等学校 | 押山颯志 | 2 |
※今回の応募作品総数は、全国14道府県から26校(昨年減1校)、団体部門22校(昨年増6校)36チーム(昨年増8チーム)、個人部門63点(昨年19点減)とあわせて171点(昨年増5点)です。また、初応募校は6校(昨年減2校)となっています。
第22回全国高等学校版画選手権大会予選審査発表日が変更になります。
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、さらなる変異株による感染拡大が危惧される事態となっています。
このため、首都圏在住の当大会審査員長の来島が極めて困難な状況であることから、オンラインで審査会を実施することとしました。
つきましては、初戦審査結果発表を、下記により変更させていただきますので、諸般の事情をご賢察の上、ご理解賜わりたくお願い申し上げます。
記
1.当初の審査結果発表日
2.変更後の審査結果発表日
令和4年1月14日(金)午後1時以降
令和4年1月19日(水)午後1時にはんが甲子園ホームページで公開します。
第21回全国高等学校版画選手権大会
2021年
審査員長(一社)日本版画協会理事・多摩美術大学名誉教授 小林敬生
今大会の課題は「佐渡遠望」としました。コロナ禍で直接佐渡に集い取材する事は叶わず、リモート取材方式を採用する事になったために、文字通り“遠望”しかないと考えたからでした。
従来は全チームが佐渡に会し、取材の上3人一組で作品を完成させる。制作期間は僅か3日、という過酷な試練とも言えるスケジュールが課せられることを最大の特徴とする大会ですが、今回は取材はリモートで制作はホームグランドで、期間は2月末から提出期限は3月22日、実に余裕のある大会となりました。
審査は、一度佐渡に提出された作品を東京に送って頂き佐渡の版画村理事長の中川氏とリモートでやり取りしながらのものとなりました。
提出された各チームの作品は日常制作している環境下での制作という事もあってでしょう、技法もイメージも多岐に渡っており密度、完成度共に充実したものでした。リモートゆえの不便さは多少ありましたが、中川理事長と2人、実に悩ましくも楽しい審査であったことを報告します。
― 短 評 ―
文部科学大臣賞 大阪府立港南造形高等学校 「トキ渡り」
佐渡への思いと手技(・・)に拘る自分達の版画に対する想いを「江戸時代の彫り師の姿に自分達の姿を重ね合わせて表現した」作品です。
オーソドックスな主版法による多色摺り作品、主版のトキの扱いをはじめとする構成、色版のボカシを始めとする摺り、隅々まで神経の行き届いた全てに於いて完成度の高い作品と思います。
審査後に知ったのですが3年間同じメンバーで挑戦し続けたとのこと、流石(さすが)のチームワーク!と感じ入りました。
中小企業庁長官賞 広島市立沼田高等学校 「春の訪れ」
主版に頼らず版分けした色版を摺り重ねての文字通り多色摺り作品です。「コロナウイルスの恐怖から佐渡の町、そして日本を守ってくれるように」との願いを込めたという(佐渡の有形文化財)木造仁王像を中心に据えた画面構成が力強く、作品に魅力と力を与えています。
通常は失敗することが多い、絵の具を厚めに載(の)せた“摺り”がこの作品の場合は成功しているといえましょう。
新潟県知事賞 静岡県立伊東高等学校城ケ崎分校 「幻 影」
「佐渡の金山を中心に実際の形状や色に拘わらず私達の(イメージ上の)佐渡を描いた」という意図通り高度なイメージ世界を描出しえているように思います。陰刻によるノミの彫線を生かした表現は主版法では得る事のできない世界です。多色作品ですが一版多色に近い技法でしょう。
佐渡市長賞 埼玉県立熊谷西高等学校 「トキマワリ」
佐渡の歴史、風景、伝統文化、様々を画面上に取り入れながら何の違和感もなくごく普通の風景画の如くさりげなく表現しているところに感嘆します。特に棚田から海へとつながる描写が見事でオーソドックスな主版法による多色摺りと相まってレベルの高い作品になっています。
文部科学大臣賞の「トキ渡り」に匹敵する作品だと思います。
佐渡版画村賞 新潟県立佐渡高等学校 「佐渡からの贈り物」
「私たちの“遠望”とは、日常では身近な風景や物事を少し離れた視点からもう一度見直す事であった」、地元のチームならではの言葉です。
コブダイを中心にした画面構成もさる事ながら色面の鮮やかさに目を奪われます。木版画ならではのフラットな色面の美しさが描かれた様々なフォルムの未熟さを問題にさせないほど力強く支えています。
以上が上位の受賞作品の短評ですが、今回は同じ木版画でありながら表現方法は多岐にわたっており見応えのある作品が揃っていました。奇しくも上位三賞の技法は、主版法による多色摺り、分解法による多版多色、そして陰刻法が主体の多色摺り、とそれぞれ異なる技法によるものでしたがこの事が今大会の大きな特徴であると言えましょう。
さらに言えばこれらの作品以外にも取り上げたい作品が数多く揃っていた事も又、特徴です。
以上
テーマ
佐渡遠望
文部科学大臣賞
トキ渡り 大阪府立港南造形高等学校 |
中小企業庁長官賞
春の訪れ 広島市立沼田高等学校 |
新潟県知事賞
幻影 静岡県立伊東高等学校城ケ崎分校 |
佐渡市長賞
トキマワリ 埼玉県立熊谷西高等学校 |
佐渡版画村賞
佐渡からの贈りもの 新潟県立佐渡高等学校 |
審査員奨励賞
忠子姫の春 岩手県立杜陵高等学校 |
竜王の島 佐渡の陰陽 千葉黎明高等学校 |
望み見る佐渡 埼玉県立熊谷女子高等学校 |
阿吽 神奈川県立相模原弥栄高等学校 |
佐渡を想う 新潟県立佐渡中等教育学校 |
福井から望む佐渡 福井県立高志高等学校 |
おいでよ明るい未来の佐渡へ! 福井県立武生高等学校 |
帰ってきた鬼 岐阜県立郡上高等学校 |
宿根木に想いを寄せて 大阪信愛学院高等学校 |
ライブ配信日時:2021年3月30日 14時00分~15時00分
ライブ配信は終了しました。