第4回全国高等学校版画選手権大会

本戦結果 2004年

新潟県知事賞

「ねしょ賛歌~新しい春~」
島根県立大社高等学校
04-01s
【審査員評】
椿を主体に遠景に町並みを配した流動的な構図と柔らかい色調が春らしい優しさを表現している。椿の幹にある三つの丸い物は石地蔵か、佐渡では石小法師(いしこぼし)と呼ばれている物だと思うが、一番うえの顔が不鮮明なのが惜しまれる。

佐渡市長賞

「佐渡夢中´04」
青森県立弘前工業高等学校
04-02s
【審査員評】
宿根木の防風のための「まがき」を画面の大部分に縦線で表わし、その隙間から見える建物のシルエットほぼ中央下に四角い出入口、その向うに石畳、奥の狭い露地が奥に続いている構図で安定した画面になっている。「まがき」の部分をもう少し強調した色で刷ればもっと立体感が出たと思われる。

佐渡版画村賞

「この景色に足跡を」
神奈川県立上溝南高等学校
04-03s
【審査員評】
大間発電所跡の風景。春の日差しをよく表現していて明るい画面に人物を配して風景画として暖かさをよく表現している。惜しむらくは道の部分の黒い彫り残しが目立ちすぎる。
「いただき佐渡」
大阪市立工芸高等学校
04-04s
【審査員評】
周囲を黒いカニのシルエットで囲みその中に道遊の割戸と水(海)、人物が描かれ内容が豊富な作品。カニのシルエットの上から重ねた色版は説明的になりすぎた。
「島の宝物」
山口県立防府商業高等学校
04-05s
【審査員評】
前景にオジイサンの肩車に乗った鬼の面を頭にかぶった子供、画面の大半に鬼を流れるような躍動感溢れる構成と色彩にハーモニーが感じられる。
残念なのはこの二つのモチーフが異質になってしまい画面が二分されてしまった。

審査員奨励賞

「現代へ続く栄華」
岩手県立盛岡第一高等学校
04-06s
「私たちの佐渡ー雪割り草の頃」
新潟県立新潟南高等学校
04-07s
「佐渡の夕日と岩ゆり」
新潟県立相川高等学校
04-08s
「梅香るころ」
埼玉県立深谷高等学校
04-09s
「佐渡とのかけはし」
東海大学付属翔洋高等学校
04-10s
「佐渡市誕生の時 ドキトキ」
大阪信愛女学院高等学校
04-11s
「伝承する佐渡魂」
兵庫県立香寺高等学校
04-12s
「遥かなる金北山」
高知学芸高等学校
04-13s
「尖閣湾に舞う」
福岡県立八幡中央高等学校
04-14s